7.特別養護老人ホーム
日本に数ある有料老人ホームのうち、恐らく私達が日常的に最も多く耳にするの有料老人ホームの一つがこの特別養護老人ホームなのではないかと思います。現在日本国内に数多くある有料老人ホームは、みな高齢者福祉の第一線で高齢者に対して必要なサービスを提供し、高齢者達の健康で快適な生活を守る役割を果たしています。勿論この特別養護老人ホームも同じです。ですがこの特別養護老人ホーム。私達も日常よく耳にする割には、その実態や概要を知らないのではないでしょうか。具体的には特別養護老人ホームの入居者から、彼らの生活内容、それに老人ホームから入居者にされるサービス内容等です。今日はそんな知られざる特別養護老人ホームの様子について紹介していきます。
皆さんが一般に老人ホームと聞いて想像するのは有料老人ホームのことでしょう。そして有料老人ホームと言う場合、私達が恐らくすぐに想像するであろう形態が、最も一般型の介護付き有料老人ホームと呼ばれる形態の有料老人ホームです。ここで紹介する特別養護ホームはこうした所謂一般の有料老人ホームと同様、老人ホームに常駐するスタッフが高齢入居者の生活支援から介護サービスまでの一切を提供する施設です。「特別養護老人ホーム」と言っても通じますが、少々名称が長いので、通常は通称である「特養」と呼ばれることも多くなってます。なおこの特別養護老人ホームの入居対象となる高齢者は、要介護1以上で日常的な医療ケアを必要としない高齢者となります。ちなみにかつての特別養護老人ホームは4人部屋が一般的でした。ですが2003年からユニットケアが制度化され、それをきっかけに個室が増え、現在では個室が主流になっています。
この特別養護有料老人ホームは、高齢者向けの施設としては国内で最多の定員を誇っています。この数から見てわかるように、特別養護老人ホームは、日本の高齢者向け福祉サービスをかなり大きなウエイトでもって支えていると言えます。それほどまで大きなキャパシティを持ちながら、一方で特別養護老人ホームへの入居を希望し、それを待ち続ける希望者が全国で40万人前後もいると言われているため、最低数ヶ月は待たないと入居できないのが現状です。言い換えれば現在の日本の特別養護老人ホームは、その大きな需要をまだまだ満たしきれていないのです。ただし、要介護度が非常に高く自宅での介護が困難な高齢者、緊急性の高い高齢者、及び所得が低く民間の有料老人ホームを利用できない高齢者等が、場合によっては優先的に入居できるというケースもあります。