6.高齢者マンション
皆さんもご存知のように、現在の日本では高齢化が急激に進んでいます。その程度はというと、世界の歴史にも前例を見ないほどの速度だとも言われています。私達はこうして人類の歴史でも未曾有の高齢社会に生きているということになります。こうして見ると、私達の社会は高齢社会への対応と処置が求められます。例えば私達にとっても御馴染みの有料老人ホーム等が高齢社会において高齢者にサービスを提供するという点で、第一線に立って役割を果たすことを期待されています。またこうした有料老人ホームをはじめ、特別養護老人ホーム及びシルバーセンター等、現在の日本には高齢者へのサービスを担う施設がたくさんあります。その種類も実にバラエティーに富んでいます。これらの高齢者向けの施設は、現在の高齢化がますます進む社会を維持していく上で、欠かせない役割を担っていると言えます。
こうした高齢者向けの福祉施設は、一般に高齢者の入居者を多く抱え、専門のスタッフがいて食事や掃除、洗濯などの行うと共に、介護やその他のサービスを提供し、高齢者の生活を助けています。こうした高齢者向けの福祉施設の筆頭に上がるのが所謂有料老人ホームです。私達もこのような有料老人ホームに関しては、ある程度知っていることでしょう。ですが実際には高齢者向け福祉施設と言っても、こうした有料老人ホームだけに限りません。現在の日本には実に多様な高齢者向けの福祉施設が存在します。今日はこうした高齢者向け施設の中から幾つか紹介していくことにします。
マンションといえば私達にとってももうお馴染みで、そして色々な種類のマンションが存在しています。皆さんは高齢者マンションなるものを知っていますか。この高齢者マンションも所謂高齢者を対象とした施設で、分譲マンションです。高齢者マンションというくらいですから、入居者は全て高齢者です。従って高齢者が暮らしやすいような、高齢者の立場に立った設計がされています。
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この高齢者マンションの特色について少々詳しく説明していけば、高齢者向けということでまずは当然ながらバリアフリー仕様になっています。また高齢者の健康を考えて、高齢入居者の安否確認や万が一の際の緊急時対応等のサービスが提供されており、充実しています。また高齢者に対応するべく介護や栄養の専門のスタッフ、及び看護士等が常駐しているところや、或いは大浴場やレクリエーション設備を備えたところ、それに食事サービスや家事サービスを提供するところもあります。また高齢者マンションを経営する事業体は介護サービスを行う会社と提携していることが多く、そうした提携会社による介護サービスが受けられるところもあります。こうしたソフト、ハード両面におけるサービス、設備を各高齢者マンションは備えています。勿論物件によって付帯するサービスや設備仕様が異なってきます。入居する高齢者としては、マンションという形ですので、自由な空間、プライベートな空間が一般の有料老人ホームに比べて遥かに多く、時間的にも空間的にも自由な一人暮らしのような快適さが保障されています。一人暮らしの自由さが存分に満喫できることがその大きなメリットと言えましょうか。またスタッフが常駐していることが多く、従って万が一自分の健康に何かあった場合でも、すぐにスタッフが駆けつけてくれるので安心です。
このようにメリットの多い高齢者用マンションですが、当然ながら気になるのがそのお値段です。高齢者マンションの大概の物件では上記のような付帯サービスがあり、専門のスタッフが常駐しているため、当然ながら一般の分譲マンションよりも管理費は高めになります。また立地や設備によっても異なってきますが、一般に高齢者マンションの購入価格も数千万円からとなり、またマンション管理費や修繕積立金といった諸経費も月々数十万円かかるケースも多く、従って一般の高齢者には手が出しづらいというのが実態でしょう。現状高齢者マンションは富裕層向けとなっているようです。