4.グループホーム

現在高齢社会に関するニュースを聞かない日はないと言っていいでしょう。このように急激に高齢化の進む日本においては、現在は全国各地に老人ホームが数多く存在します。恐らく皆さんの家の近くにもあるのではないでしょうか。一口に老人ホームと言っても、その規模の大小、設備や施設、それに提供されるサービスの違いによって様々な種類があります。ちなみに現在ある老人ホームの大半が有料老人ホームとなっています。
皆さんはもしかしたら現在この老人ホームとは縁がないと考えているかもしれません。ですが高齢社会は私達の生活の身近なところに影を落としています。そのため身近なところでは、例えば皆さんの両親など、年老いた家族を有料老人ホームに入所させる必要が出てくることがあります。またはもう少し遠い将来かもしれませんが、皆さん自身がこうした有料老人ホームに入所することになるかもしれません。上記のように、いまや私達の生活にこの有料老人ホームは切っても切り離せない存在だと言っていいでしょう。現在の高齢社会において、有料老人ホームは老人介護、老人福祉等高齢者に様々なサービスを提供するという点で言えば、第一線にあると言えます。今日は特にこの有料老人ホームについて皆さんに知っていただきたく話をしていきます。皆さんがこれをきっかけに有料老人ホーム、もしくは一連の高齢者問題に関心を持っていただければ、と思います。
ところで有料老人ホームといえば、皆さんはどのような形態の施設を連想しますか。恐らく皆さんの想像する有料老人ホームとは、介護が必要でない比較的健康な高齢者と、介護が必要な高齢者等、様々な数多くの高齢者が入所し、そして専門のスタッフや食事や掃除等の一般的な家事のようなサービスから介護に至るまでの比較的専門的なサービスまでを提供し、とにかく高齢者の健康な生活のために作られた施設というイメージを抱いているかと思います。皆さんの有料老人ホームに対するそうしたイメージは、大方間違えていないかと思います。ですが日本には実に様々な高齢者向けの施設が存在しています。有料老人ホームは実はその中の一種類に過ぎません。ここでは有料老人ホーム以外の様々な高齢者向け施設を紹介してみます。

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こうした高齢者向けの施設にグループホームと呼ばれるものがあります。皆さんはこのグループホームなるものを聞いたことがあります。このグループホームを詳しく説明すれば認知症対応型共同生活介護、と言うことになります。このグループホームとは一体どういうものなのでしょうか。これはその名の通り認知症を抱えた高齢者が入居の対象となります。彼ら認知症をかかえた高齢者が、概ね10人以下の少人数でグループを作って、そして家庭的な環境の中で暮らす施設です。認知症の高齢者が入所する施設の一つに所謂介護付き有料老人ホームと呼ばれる施設がありますが、それとこのグループホームに違いは一体どこにあるのでしょうか。グループホームは前者のように、入居者が一方的に施設のスタッフによるサービスを受けるのではありません。そうではなく、それぞれの状況に応じて入居者同士が家事等の作業を分担しながら共同生活をし、そうすることで認知症の進行を抑える目的があります。認知症の高齢者を介護するという、ある意味受動的な考え方ではなく、逆に認知症を持った高齢者を動かせるだけ動かして、それによって認知症の進行を抑えるというポジティブでユニークなやり方です。現在こうしたグループホームは全国に8000件前後の施設があると言われています。ですがその性質上、グループホーム一つの施設あたりの入所定員が少ないため、人気のあるグループホームの場合入所待ちをしなければならない場合も多くなっています。グループホームの利用にかかる費用ですが、地域や運営会社によっても異なりますが、月額利用料は大体15~20万円程度のところが多いようです。